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<パンチャタントラ>
パンチャタントラとは、インドの古い説話集です。
昔々、インドにアマラシャクティという王様がおりました。 王様には3人の息子がおりましたが、この王子たちがとんでもないバカ息子で、王様は大変困っておりました。
なんとか、この王子たちがしっかり勉強をして、王の後継者として国を治められるようにしたいと考えました。 そこで、この王子たちを教育するために、大学者ヴィシュヌシャルマンが召され、動物たちが登場する寓話で処世の学を王子たちに説いたのでした。
この中のいくつかのお話は、仏教説話として中国に渡り、漢訳され、それが日本に伝わってきました。
日本までの長旅の間には、その土地になじみの無い動物などは別のものに変えられ、話の本筋は変らないものの、細部もそれぞれがなじみやすいようにアレンジされてしまい、まるで、最初から日本の昔話であったような顔をして今に伝わっているものもあります。
成立年代は紀元前200年頃とも紀元後500年以前とも言われています。 紀元6世紀には既に他言語に翻訳されたものが見つかっていることから、遅くても紀元500年までには成立したと考えられているようです。
インドでは古くから、実利的な処世の智慧を教える教訓詞などがありましたが、パンチャタントラはそれを寓話という形で、より親しみやすく説いているものです。
後に、西暦800年から900年ごろ(と推定されている)にナーラーヤナによって書かれたヒトーパデーシャは、このパンチャタントラから借りてきているところが大きく、基本的な構成や、ヴィシュヌシャルマンが王子たちに説いたこと、内容も共通している部分が多々あります。
ここでご紹介するお話は、サンスクリット語からの原典訳ではなく、インドで子供向けに出版されているお話の本(英語版)を管理人が翻訳したものです。 原典との差異や、誤訳などがありましたらご容赦くださいませ。
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