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古代中国・朝鮮・日本などでは、西の彼方にある仏教発祥地インドに対して憧れを抱いておりました。 当時のインドは文化的にも経済的にも最先進国でしたが、実際に訪れるには遠く危険も多いため
一般の人々には遙か彼方の手の届かない所として思いをはせることしかできませんでした。
ちなみに「三国一の花嫁」や「三国一の幸せ者」という言葉は「日本・唐土・天竺の中で第一であること。世界中で一番であること。大辞林
第二版 (三省堂)」です。 昔の日本人にとっての世界とは、仏教の生まれた国「天竺」、それを伝えた国「唐(から)」と我が国「日本」しかなかったのです。
また、孫悟空が活躍する有名な物語「西遊記」では、 三蔵法師(玄奘三蔵)がお経を取りに天竺(印度)まで旅をする途中の妖怪退治冒険談が描かれています。 登場人物である孫悟空・猪八戒・沙悟浄や妖怪退治の物語は作り話ですが、
玄奘三蔵という僧がインドのナーランダにある仏教大学に行き、多くの経典を唐に持ち帰ったのは実話です。 有名な「般若心経」は、サンスクリット語の原典を玄奘が漢訳したもので、今でも多くの人々によって唱えられています。
はるばるとインドからやってきた仏教を通して、日本には多くの神々、言葉、習慣、考え方など、インド起源のものが根付いています。 これらを再発見するとともに、古代の叡知の塊である、インド哲学やサンスクリット文献などにも幅を広げて行きたいと考えています。
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